PDBデータ 5ireの360量体(Chain A-F×60〈α炭素とHETATMのみ〉;ジカウイルスの構造)
[Zika virus - Wikipedia]
表 いろいろなウイルス(DNAウイルスとRNAウイルス)
ジカウイルスの構造例5ire(左)と60量体(Chain A-F×10;右)
[左]5ire [中]5iz7 [右]5u4w(未成熟なジカウイルス) ※いずれも360量体(Chain A-F×60;α炭素とリガンドのみ)
[左]5gzrの600量体(Chain ABCDEFHLMN×60) [右]5h37の720量体(Chain ABCDEFGHIKLM×60) ※いずれもα炭素とリガンドのみ
[左]ジカウイルスの非構造タンパク質NS15iy3 [中]同5k6k [右]同5gs6(full-length)
[左]非構造タンパク質NS3(ヘリカーゼ)5jrz [右]RNAが結合したNS3ヘリカーゼ5mfx
NS2B-NS3プロテアーゼ5lc0(ボロン酸阻害剤が結合)とそのPDBsumデータ(Science論文でAsp83に言及)
ジペプチドインヒビターが結合したプロテアーゼ5h6v
[左]NS5メチルトランスフェラーゼ5kqs(アミノ酸残基番号5-308) [右]NS5 RNA依存性RNAポリメラーゼ5u04
[左]NS5メチルトランスフェラーゼ5wz2のChain A [右]NS5 RNA依存性RNAポリメラーゼ5wz3
[左]完全長NS5タンパク質5u0bのChain A(PBBsumデータの図は以下に) [右]NS5 RNA依存性RNAポリメラーゼ5u0cのChain A
[左から]NS5タンパク質5tfrのChain A(アミノ酸残基番号6-887)とPDBsumデータ,5tmhのChain AとPDBsumデータ,5u0b(完全長NS5)のPDBsumデータ
広域中和抗体が結合したジカウイルスのエンベロープタンパク質5jhl(左)と5lcv(右)
[左]ジカ特異抗体ZV-2が結合したジカウイルスのエンベロープタンパク質DIII 5kvd
[右]ジカ抗体Z006が結合したエンベロープタンパク質DIII 5vig(Chain A・B・G)
ジカウイルスのエキソヌクレアーゼ耐性RNA 5tpy
◎以下を編集:吉開泰信 編,「ウイルス・細菌と感染症がわかる」,p.37,羊土社(2004)
( )は新興感染症の出現年:竹田美文・岡部信彦,「SARSは何を警告しているのか」,岩波ブックレット(2003)
SARS-CoV-2ほかを加筆;なお以下の分類等は変更になっている場合もある
# 最近のICTVレポートでは,ヘパドナウイルス科とレトロウイルス科は,『逆転写を行うDNAおよびRNAウイルス』として同じカテゴリに分類されている。
分類
例
主なDNAウイルス
ポックスウイルス科
エムポックス〈mpox,サル痘〉(1970) → 別トピック
ヘルペスウイルス科
※鯉ヘルペス
アデノウイルス科
パピローマウイルス科
(ポリオーマウイルス科も酷似)子宮頸がん;ヒトパピローマウイルス〈HPV〉による → 別トピック
ヘパドナウイルス科 #
B型肝炎
パポバウイルス科
主なRNAウイルス
パラミクソウイルス科
麻疹,ニパウイルスによる脳炎(1998)
オルトミクソウイルス科
(オルソミクソウイルス科)インフルエンザ → 鳥インフルエンザ(高病原性H5N1型は1959年)&新型インフルエンザ情報
コロナウイルス科
SARS(2002) → SARSと抗ウイルス薬
SARS-CoV-2(2019) → 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2|COVID-19)情報
アレナウイルス科
ラッサ熱
レトロウイルス科 #
〈逆転写,レンチウイルス属〉AIDS(1983) → HIVとエイズ
〈一本鎖,デルタレトロウイルス属〉HTLV-1関連症候群(1980) → HTLV-1情報
フィロウイルス科
エボラ出血熱(1977) → 2014年にエボラ出血熱感染拡大
レオウイルス科
ロタ
ピコルナウイルス科
ポリオ,A型肝炎
カリシウイルス科
ノロ
ラブドウイルス科
狂犬病
フラビウイルス科
(トガウイルス科も酷似)日本脳炎,ウエストナイル熱,デング熱,ジカウイルス感染症,
C型肝炎(1989) → 別トピック〈B型肝炎記事含む〉
※豚コレラ
ブニヤウイルス科
※参考:デビッド・クアメン 著・甘糟智子 訳,「スピルオーバー ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか」,明石書店(2021)
※参考:ウイルス図鑑,ウイルスの分類 - Wikipedia
●参考情報
●最新ニュースなど